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列王第二23章

ヨシア王が新たに見出された聖書に心を動かされ、ユダ王国に見られるありとあらゆる偶像崇拝を徹底的に排除する様子が記されている。イスラエル国民は、神と契約を結び、そこで偶像崇拝を一切おこなわないと誓約していたので、それは本来当然のことであった。これが他の国に対して為されたものであるなら、今日でいう原理主義的過激行動ということにもなろうが、神との契約下にあった国内でのことである。

そのような良い王であったヨシアであったが、エジプトからの侵略者ファラオ・ネコとの戦いで戦死する。そのあとエホアハズの3か月の支配。それに代わってエリヤキムがファラオ・ネコによって統治者に据えられ、名前をエホヤキムとされたことが示される。ヨシアのそれらの二人の子は、どちらも悪い王とされている。

23章ではヨシア王みずから、見出された聖書を朗読して他の人々に聞かせたようすが示されている。

聖書を朗読するのはいい。声にだして読むといろいろ発見がある。当方は、わざと文語訳の聖書を読んでいる。現代語にくらべると読みにくいが、疑似外国語のようなもので、考えるためのタイムラグが発生する。スッと理解できないところがいいのである。また、音韻がいい。読んでいて気持ちがいい。それで、もっぱら文語訳を用いている。その他いろいろ翻訳があるが、比較対照して読むとおもしろい。


舊新約聖書―文語訳クロス装ハードカバー JL63

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  • 作者: 日本聖書協会
  • 出版社/メーカー: 日本聖書協会
  • 発売日: 1993/11/01
  • メディア: 大型本




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