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マルコ13章(「世の終り」と地球) [マルコ]

このマルコ13章はマタイ24、25章の並行記述になる。マルコではマタイと異なり「世の終り」という言葉が用いられていない。とはいえ、この部分を読むときに、地球の滅びをイメージしたり、ハルマゲドンを思い浮かべる方がいる。

しかし嬉しいことに、聖書は地球が滅びることはナイと保証している。聖書というより神様の保証である。

たとえば、「伝道の書」1章4節には次のようにある。
口語訳
世は去り、世はきたる。しかし地は永遠に変らない。
新世界訳
4 世代は去り,次の世代となる。しかし地球は永遠に存続する。


さらに、神様が地球を創造した目的について述べる聖句(イザヤ書45章18節)には次のようにある。
口語訳
45:18天を創造された主、すなわち神であって また地をも造り成し、これを堅くし、 いたずらにこれを創造されず、 これを人のすみかに造られた主はこう言われる、 「わたしは主である、わたしのほかに神はない
新世界訳
18 エホバは天の創造者,真の神であり,地を形作った方,それを造ってしっかりと据えた方。意味もなく創造したのではなく,人を住まわせるために形作った方。その方がこう言う。「私がエホバであり,ほかにはいない。

地球は永続するもので、その地球は「人のすみか」「人を住まわせるために形作」られたのであれば、地球が永遠であるように、そこに住む人も永遠にいるのであろう、と考えることができる。

では、聖書でいう「世の終り」に滅びるものは何かといえば、地球に住むに値しないと見なされた人々である。地球の創造者は、いわば地球の大家さんであるから、貸家を住めないヒドイ状態にして平気な住人を追い出す権限をもつ。

そのことは「ヨハネの黙示録(啓示)」11章に次のように記されている。神様が地球全体に対する支配権(王権)をイエスを通して行使するようになったときのことについての記述だが・・

口語訳
11:16そして、神のみまえで座についている二十四人の長老は、ひれ伏し、神を拝して言った、 11:17「今いまし、昔いませる、全能者にして主なる神よ。 大いなる御力をふるって支配なさったことを、 感謝します。 11:18諸国民は怒り狂いましたが、 あなたも怒りをあらわされました。 そして、死人をさばき、あなたの僕なる 預言者、聖徒、小さき者も、大いなる者も、 すべて御名をおそれる者たちに報いを与え、また、 地を滅ぼす者どもを滅ぼして下さる時がきました」。
新世界訳
16 そして,神の前で自分たちの座に座っていた24人の長老が,ひれ伏して神を崇拝し, 17 こう言った。「今おられ,かつておられた方,全能の神エホバ,私たちはあなたに感謝します。あなたはご自分の大きな力をもって,王として治め始められたからです。 18 国々は憤り,あなたご自身も憤りを表し,定めの時が来ました。それは,死んだ人々が裁かれる時であり,あなたの奴隷である預言者たち,聖なる人たち,あなたの名を畏れる人たちが,小さな者も大きな者も報われる時であり,地を損なっている人々が滅ぼされる時です」。

ここで滅ぼされるのは「地を滅ぼす者」「地を損なっている人々」とある。すべての人が滅びるわけではないし、逆に報いを与えられる人々のいることも分かる。

滅びに値するかどうかは突然に決まったり、根拠ナシに決められるわけではないので安心できる。神様は、事前に警告を(伝道というカタチで)人類に与えてこられた。ご自分にふさわしい者となるよう、地球に生き続けるに値する者であることを示すよう、西暦第一世紀から人類に働きかけている。キリストの弟子たちを通してである。それは今も行われている。要は、それに答え応じるか否かである。

この「ヨハネの黙示録(啓示)」の上の引用の後(その16章で)「ハルマゲドン」について述べられているが、それはここでは触れない。

口語訳聖書 マルコによる福音書
http://bible.salterrae.net/kougo/html/mark.html

新世界訳聖書 マルコによる福音書 13章
https://wol.jw.org/ja/wol/b/r7/lp-j/nwtsty/41/13#study=discover



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