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マタイ9章(罪と病気との関係、福音宣明は重要)

マタイ9章の冒頭で、イエスが人のこころ(の考え)を読むことができたことが示されている。そこでのやりとりをみると、イエスはまた、罪をゆるす権威をもっていたことが分かる。そして、罪の影響が身心に及ぶことで、病気や老化や死が生じることも示されている。聖書の別のところで「罪の報いは死」とあるとおりである。

そもそも聖書によれば、人類の始祖であるアダムとエバが、エデンの園における唯一の禁令を破り、神(創造者)にそむいて罪を犯し、その影響で死ぬようになり、その子孫もまた死ぬようになったと教えている。イエスは、その逆転を生じさせることができるということになる。

11、12節では、罪人が病人にたとえられ、イエスは医者にたとえられている。

24,25節では、亡くなった少女を生き返らせたことが示されている。

27-34節では、盲人、おしが癒されたこと。身体障害を取り除くことができることが示されている。

この章は病気を癒やすイエスの力について多くを割いているが、35節以降の記述(下の赤字の部分)をみると、「御国の福音を宣べ伝え」ることが「収穫」にたとえられ、病気をいやすことより先に置かれている。イエスにとって「福音宣明」は重要であったことがわかる。また、それに共に預かる弟子たちの働きも期待されていたことがわかる。ちなみに、「福音」とは英語でいうなら good news である。

毎日テレビやラジオでニュースを見聞きするが、良いニュースを聞きたいものだ。イエスは将来神がご自分の「御国(王国)」をとおして成し遂げる全地球的な楽園の回復について人々に伝え聞かせた。それは当時も今も、抑圧的な為政者のもとで苦しんでいる人々をさわやかな気持ちにさせるものとなっている。


9:35イエスは、すべての町々村々を巡り歩いて、諸会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、あらゆる病気、あらゆるわずらいをおいやしになった。 9:36また群衆が飼う者のない羊のように弱り果てて、倒れているのをごらんになって、彼らを深くあわれまれた。 9:37そして弟子たちに言われた、「収穫は多いが、働き人が少ない。 9:38だから、収穫の主に願って、その収穫のために働き人を送り出すようにしてもらいなさい」。

口語訳聖書
http://bible.salterrae.net/kougo/html/matthew.html

新世界訳聖書
https://wol.jw.org/ja/wol/b/r7/lp-j/nwtsty/40/9#study=discover


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